山形県天童市 公益社団法人天童青年会議所 2017年度公式ホームページ

理事長所信

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所信

公益社団法人天童青年会議所
2017年度理事長 押野 茂

【はじめに】

1971年、「地域社会における正しい経済の発展」を目的として天童青年会議所は創立されました。多くの諸先輩がその時代の課題に情熱を持って取り組み、天童の発展に寄与してきました。天童の発展とともに天童青年会議所も進化を続け、本年で創立47年目を迎えます。明るい豊かな社会の実現を目指し、これからも我々は歩みを止めることなく運動を継続する必要があります。

私は2012年に天童青年会議所へ入会しました。天童青年会議所での委員長や山形ブロック協議会への出向など貴重な機会を与えていただき、信頼できる仲間とともに成長することができました。本年は、私が天童青年会議所のリーダーとして、メンバーと市民に様々な機会を提供します。地域のリーダーとなるべく気概を持った我々が、まちづくりへ積極的に参画する市民とともに、誰もが笑顔で過ごせる明るい豊かな社会を実現します。

 

【天童のたから】

2014年、私は将棋のまち創造委員会の委員長として、第35回全国中学生選抜将棋選手権大会を経験させていただきました。大会前日には第35回大会記念式典を開催し、名誉総裁にご就任された彬子女王殿下よりお言葉を賜りました。多くの大会関係者に、2012年に薨去された寬仁親王殿下の将棋大会に対する思いを改めて感じていただきました。将棋大会の経験が少なかった私にとって、連綿と受け継がれてきた大会の重みを感じることができた貴重な機会となりました。

本年で38回目を迎える全国中学生選抜将棋選手権大会は、「青少年の健全育成」「将棋人口の拡大」「地場産業の発展」を理念とし、諸先輩の情熱と工夫を引き継ぎ、伝統と格式のある大会へと発展してきました。これまでの運営方法に満足することなく、新たな運営方法を模索し、より進化した大会を目指します。本大会が継続的に進化するためには、市民の本大会に対する理解も必要です。ただ単に継続するのではなく、何のために本大会を開催するのかをメンバー全員が考え、市民が誇りに思える大会とします。

天童には美しい自然、果物、温泉など、魅力ある資源が数多く存在します。その中でも全国的に知名度が高いものは将棋です。天童のたからの更なる進化のために、本年も行政や各種団体との連携を強め、市民が将棋に対して愛着を深められる事業を開催します。

 

【天童の未来を担う子供達】

我々はこれまで、天童の未来を担う子供達の健全育成を目的として、家庭や地域などの大人も巻き込み、共に成長できる事業を行ってきました。地域の子供達の成長を真剣に考えて事業を構築し、事業終了後には一段階成長した子供達の表情を見ることができました。

近年、携帯電話の普及やIT技術の発展などにより、日常生活の利便性は向上していますが、子供を取り巻く環境も変化しています。子供が様々な事柄に直接触れ合い、自ら考えることができる教育が重要です。天童温泉には、誰でも自由に将棋を指せる縁台将棋が設置されています。休日になると、親子二世代や三世代で将棋を指している様子を見ることができます。礼に始まり礼に終わる将棋は、「勝つことの喜び」「負けることの悔しさ」「相手への敬意」を繰り返し学ぶことができます。子供達の健全育成は、一度だけの事業では達成できません。地域コミュニティーで繰り返し行うことが必要です。天童市では近年、若者の転出者数が転入者数を上回り、大学の進学などで転出した人が戻らない傾向が強くなっています。「帰りたいまち」と思えるように、子供の頃から天童の魅力を学べる機会を提供します。

天童青年会議所で最も歴史のある継続事業は、本年で46年目を迎えるJC杯球技大会です。主管である天童市サッカー協会と連携し、新たな運営方法を模索しながら、子供達の心身の健全育成につながる大会を開催します。

 

【住んでよし、訪れてよしのまちづくり】

2014年10月4日、市民が将棋に誇りと愛着を持つことを目的に、3,400人で将棋を対局し、世界記録に挑戦する事業を行いました。当日は2,088名の市民に参加してもらいましたが、世界記録を達成することはできませんでした。しかし、多くの関係団体と市民が一丸となって記録に挑戦したことで、市民の将棋に対する愛着を深めることができました。青年らしい無謀な挑戦が、市民の意識を変革し、まちを輝かせた瞬間でした。

天童では少子高齢化や人口流出により、地域経済や地域コミュニティーの縮小が危惧されています。天童を訪れる観光客数も年々減少しています。市民が地域に愛着を持つことが、地域コミュニティーの再興と交流人口の拡大には必要です。天童青年会議所のネットワークとフットワークを活用し、諸団体や市民と協力しながら天童のたからに磨きをかけ、「住んでよし、訪れてよし」のまちづくりを実現します。

本年、天童青年会議所は広域まちづくり協議会の主管LOMとして、4LOM合同例会を開催します。天童青年会議所の魅力を発揮した事業を通じて、各青年会議所のメンバーが同志としての絆を深めるとともに、郷土愛と地域のリーダーとしての気概を創造します。

 

【共に成長できる仲間】

私は高校卒業後、18年間東京で暮らしていましたが、家業を継ぐために天童に帰ってきました。学生時代の友人の多くは県外に就職していたため、ほとんど知り合いがいない状況の中、天童青年会議所に入会しました。地域の未来を本音で語り合える仲間と出会い、意見を交わし合いながら共に成長できる機会を頂いた天童青年会議所に感謝いたします。

明るい豊かな社会の実現を目指して天童青年会議所が運動を続けるためには、継続的なメンバーの増強が必要です。近年、様々な団体でメンバーの確保が課題となっています。天童青年会議所も、メンバー数が50人に満たない年度が続いています。共に運動を行う仲間を増やすために、天童青年会議所の存在意義を市民にしっかりと伝え、メンバーが一丸となって会員拡大を行います。そして、組織の更なる進化のためにはメンバーの質の向上も重要です。地域のリーダーとなるために、企業や家族から理解されるJAYCEEの育成を行います。

 

【誰もが住みよい安全・安心な天童】

2016年、私は山形ブロック協議会 ユニバーサルデザイン確立委員会の委員長として出向させていただきました。性別や年齢の違い、障がいの有無に関わらず、誰もが住みやすい安全・安心なやまがたの実現に向けて活動を行いました。本年は、出向で得た経験や出会いを天童に生かし、誰もが住みやすい天童の実現を目指します。誰もが住みやすいユニバーサル社会に対する理解を、メンバーから家庭、会社、地域、そして山形県全域に広めていきます。

地震、噴火、豪雨など、自然災害の脅威は年々増大しています。天童青年会議所が地域に頼られる存在であり続けるには、発災時に諸団体と連携し、地域のニーズに合った支援体制を迅速に構築する必要があります。これまで以上に、平時から諸団体との連携を強め、災害に強い天童を実現します。

 

【青年の学び舎】

天童青年会議所は創立以来、「修練」「奉仕」「友情」の三つの信条の下、明るい豊かな社会の実現に向けて歩みを続けてきました。メンバーが互いに切磋琢磨することで、多くの地域のリーダーを輩出し、天童の発展に寄与してきました。多様なまちづくり団体が存在する昨今、天童青年会議所に対する市民の理解と支援を得るために、我々一人ひとりがリーダーを目指す青年としての模範を示す必要があります。家庭、会社、地域でも頼られる存在となるべく、青年の学び舎として規律ある組織運営を行います。「まちづくり」を通して「ひとづくり」を行っている我々の運動を広く発信することで、天童青年会議所のファンを増やします。

 

【青年会議所の可能性】

青年会議所の魅力の一つとして、ネットワークの広さが挙げられます。同じ志を持って青年会議所運動を行っている仲間は、天童市だけではなく、山形県、東北地区、日本、そして世界に存在します。新しい仲間と出会うことで、新しい自分の可能性を見つけることができます。より大きな地域で活動できる出向という機会を生かし、メンバーの更なる成長と、次世代につながる組織の進化を目指します。

 

【結びに】

「歩み寄る者に安らぎを、去り行く者に幸せを」

ドイツにあるローテンブルク城シュピタール門に刻まれている銘文で、私が勤務していた新宿のホテル外壁にも刻まれていました。私は旅館業を営んでおりますが、訪れていただいたお客様に心身ともに安らげる場を提供し、出発の際はその方の幸せを祈ってお見送りをすることを心掛けています。青年の学び舎である天童青年会議所は、与えられた機会を最大限に生かすことで、入会したメンバーに信頼できる仲間及び成長を、そして卒業したメンバーに幸せを提供できる組織でありたいと考えております。

明るい豊かな社会の実現を目的とする青年会議所運動は、終わることのない運動です。しかし、運動を継続することで、地域のリーダーとなるべく成長したメンバーと郷土愛を持ってまちづくりに参画する市民が増え続け、一歩一歩目的に近づくことができます。次世代を担う子供達のため、そして天童の未来のため、本年も情熱を持って運動を行います。

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